院長コラム

COLUMN

テレビや書籍などで
有名大学の教授達が腰痛体操や運動と称して
腰の運動を指導しているのを見かけますが
この中の多くは
一般人を対象としたやり方が多いです

中には腰が弱かったり腰痛持ちの人のための
腰痛体操や運動の指導書もあります

その中に実は問題が多いものがあります

実は腰に悪い影響のある
運動を指導しているものであると知らずに
腰痛運動を行っている人が多過ぎています

これを信じて毎日一生懸命に腰痛体操を行っても
なかなか良くならず余計に悪くなっている患者さんをよく見かけます

現に当院の新患の方でも
間違った腰痛体操を行っており
腰痛を悪化させている患者様を
何人も見てきています

では元々腰が弱かったり
腰痛持ちの人の正しい腰痛体操は
どのようなことに注意をしたらいいか
ポイントをいくつか話していきます

腰痛の人は背筋と腹筋のバランスが
取れていない場合がほとんどです

背筋だけでなく腹筋も鍛える指導書が
あります

たしかにこれは間違っていません

しかし背筋の運動にはリスクが少ないのですが
腹筋のやり方に問題が多く
腹筋の体操とリハビリなどで皆さん
腰を痛めてしまうケースがあります

例えば種目として
プランクとクランチという腹筋運動があります

プランクは下の図のように
腕立て伏せの状態で体を
保持させる運動です

このプランクは腰椎の椎体自体や
上下の椎間関節、前縦靭帯、
後縦靭帯、黄色靭帯、棘上靭帯などに
負荷をかけてしまい
これが腰痛の原因となってしまいます

これに対してクランチは以下の図のような
やり方でひざを曲げて上体を上下に移動させて
腹筋を鍛えるリハビリになります

このクランチは腰に無理な負担がかかることなく
腹筋を鍛えることができます

ここでよく間違えるのが
このクランチですが
ひざを伸ばした状態で
クランチをやる指導書があります

とくに二人組になってやる時に
ひざが浮かないように押さえてしまう
腹筋です

これは腰にすごく負担がかかってしまい
腰を痛める原因になりますので
このひざを伸ばした状態での
クランチは絶対にやめましょう

なぜひざを曲げてやらないといけないのか

それはひざを伸ばした状態での腹筋は
腹筋の他に腸腰筋という筋肉も
働いてしまうのです

この腸腰筋は腰を反らす働きがあります

ちなみに腸腰筋は腸骨筋に大腰筋という
二つの筋肉が合わさって腸腰筋となっています

無理に腸腰筋の筋肉の力によって
腰を反らしてしまうので
脊椎にかなりの負荷が加わります

これが慢性の腰痛や急性の腰痛の
原因となってしまいます

ひざを曲げた状態でのクランチでは
筋肉の起始と停止の関係から
腸腰筋が働かずに
腹筋だけが使われるので
安全な腹筋運動になります

ひざを曲げれば曲げるほど
より腸腰筋の作用は減っていきます

より腰への安全性が高まります

他にも腹筋を鍛えるやり方は
沢山ありますが
もし本や雑誌、ネットなどに載っている
腹筋のやり方が本当に正しいのかが
分からない人は
当院にお問い合わせください

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