膝の運動で気をつけること
膝の運動で気をつけることはいくつかあります
病院などでは膝の運動として単純に
ウォーキングを勧めているところが多いです

ウォーキングは確かに全身運動にもなりますし
膝への負担も少ないので安全だと思います
ただ、ウォーキングも人によって
どのくらいの距離を歩けばよいのか
どのくらいの時間歩けばよいのかが
違ってきます
だらだら歩くのが良いのか
早歩きの方がいいのかは
その人の膝をどういう状態にしたいのか
考え方次第で変えていく必要があります
また人によっては
早歩きが膝に負担になる場合もあるので
専門の人に相談することも必要です
ウォーキングと言っても
このように意外と奥が深くデリケートな運動とも言えます
いまはあまり行われなくなりましたが
部活動などで
うさぎ跳びやアヒル歩きを
行っているところがいまだにあるみたいです
これをやってしまうと
膝が壊れてしまいます
特に膝の中の半月板を痛めてしまいます
決して皆さんはやらないようにしましょう


膝の強化としてスクワットを
行うことがありますが
これも正しいフォームで
重量も回数もその人に合った
無理のない範囲でおこなうことが
とても重要です

スクワットは足先を
八の字にするのか
逆八の字にするのか
まっすぐの状態にするのかによっても
使う筋肉が違ってきます
またフルボトムスクワットと言って
完全に膝を曲げてしまうスクワットもありますが
これはよほど慣れている人でないと
膝を壊してしまいます

これも半月板を痛める原因となりますので
フルボトムスクワットとして
完全に膝を曲げておこなう時は
慎重にやるべきです
理想的なスクワットは
膝を45度挙げた状態のクオータースクワット
膝が床と並行になるハーフスクワット
膝が床よりもやや低くなるパラレルスクワット
このくらいの角度でのスクワットを
お勧めします
これ以上深く膝を下り込んでいく
フルスクワットやフルボトムスクワットは
半月板や膝周辺の軟部組織に負担が
かかるのでお勧めしません
膝を曲げる角度によって膝を痛める原因にもなるスクワット
気を付けて行いましょう

スクワットの足の向きの話をしましたが
他にスクワットを分けるとすると
種類として基本系のスクワット以外に
ジャンピングスクワット
ワイドスクワット
シングルスクワット
ダンベルスクワット
バーベルスクワット
などがあります
特にダンベルやバーベルを持っての
スクワットは補助を付けてもらって
安全に行うことがとても重要です
重りが強くなるほど補助を付けて
慎重に行うべきです
一度損傷した半月板は
修復することができません
これを不可逆性といいます
筋肉の損傷などと違い
半月板は修復が難しいので
慎重にしかも正し知識を以て
やらないと一生痛みや正座が
できない状態になってしまいます
将来足を引きずって歩くのも
いやですよね
膝の運動と思ってよいと思ってやっていたことが
かえってやらない方が良かったと
後から後悔している患者さんを
私はたくさん診てきています
半月板だけは治らないものと思ってください
これらを注意して意識して
膝の運動をしてみてください
体重をかけるスクワットなどは
CKC(クローズドカイネティックチェーン)
と言います
この他に体重をかけないでの
膝の運動で例えば
仰向けの状態で膝の下にクッションを敷いて
足首に重りなどを載せて
膝の運動をするよう運動を
OKC(オープンカイネティックチェーン)
と言います

どちらかというとOKCの方が
安全に無理なくおこなう事ができる
膝の運動という事ができます
まず膝の運動をやったことがなく
しかも膝が悪くて膝のリハビリを目的に
やる場合にはOKCから
始めるといいと思います
